トラウマのカウンセリング

その症状、トラウマではありませんか?

最近は、背景に「トラウマ(心的外傷)」の存在がうかがえるご依頼が増えています。

はっきりと自覚のある方はもちろん、ご本人も気が付かれておらず、カウンセラーとの対話の中でその影響が発見されることがあります。専門家であるはずの私自身も気が付けないままセッションが進行し、後に「あれはトラウマだったかもしれない。きちんと話し合えばよかった。」と後悔したこともありました。

トラウマという「モノの見方」がなければ、その影響を図ることが難しく、ケアを受けられないということも起こりうるのがトラウマの特徴です。家族やコミュニティのまなざしによって、その存在が左右される極めて社会的な存在がトラウマだと言えるでしょう。

セルフケアやエンパワーメント、当事者会などと併せて、カウンセリングも有効な回復の手段になりえますので、選択肢のひとつとしてご検討ください。
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弊オフィスでのトラウマケア

虐待、厳しいしつけ、性被害、モラハラ、パワハラ、いじめなど…
対人関係*1を通じたダメージは、人知れず深い影響を与えていることがあります。

自己評価の低下から自分を責めがちで、ご本人でも影響をはっきり自覚できないことも少なくありません。嫌な場面をそれとなく避ける、感情のアップダウンが激しい、自分(他人)の気持ちが分からない、悪夢や不眠、頭痛、腹痛、疲れやすさ、消化器症状。。。*2、その症状も多様です。長期的に影響が及ぶ場合は、生活の質を大きく下げることにつながります。

短期間の被害では自然に回復することが一般的ですが、早期の介入が回復を促すとされています。数ヶ月経っても症状が残る場合は、専門的アプローチが必要な段階と考えて良いと思われます。トラウマ以外の要素も重なる場合、特に発達障害(自閉スペクトラム症)との合併は、難治であることも多く支援が長期化することもめずらしくありません。

当オフィスにおいては、EMDR(眼球運動による脱感作と再処理法)やTF-CBT(トラウマに焦点化した認知行動療法)のような、トラウマに特化したプログラムは提供しておりません。一方で、それらの要素やトラウマケアの原則を踏まえた上で、通常の対話を通じたカウンセリングによって回復される方々が多いことも現状です。

フラッシュバックや自傷行為など今苦しい症状に対しては、具体的な対処方法もお伝えしながら、中長期的な回復、改善を目指します。重い症状においては、定期的なカウンセリングに加えて、いつでも相談できるという安心感が日常を支えることもまれではありません。

*1 対人関係に限らず、事故などの大きなショックも含みます
*2 身体症状が重篤な場合などは、医療機関の併用もおすすめしています