資格(精神科医・公認心理師・臨床心理士)と訓練(大学院課程・学会所属等)が確認できるか、あるいは、信頼できる方の紹介といった形が考えられます。
密室でプライベートな事柄を扱うことを考えると、危険を避けるためにも専門家としての資格と十分な訓練は欠かせません。
例えば臨床心理士の場合、資格認定協会が倫理審査を行っており、不祥事を起こした際には申し立てに基づいて資格停止処分を下すといった自浄作用を備えています。
公認心理師や臨床心理士、精神科医を始めとした様々な立場の方が心理的な支援ををうたっていますが、カウンセリングの専門家と言える支援者は限られています。これは例えば、大学院の教育課程を経て国家資格(公認心理師等)を取得した上で、さらにカウンセリング(心理療法)に特化した学会所定の養成プログラムを経て専門資格を取得するという長い研鑽の道が待ち受けているためです。また、資格取得後、事例検討会への参加や、専門資格保持者からの教育分析といった継続的な訓練を経て体得する方法も主流です(当オフィス代表もこの立場にあります)。
10年以上の歳月をかけた「反省的実践の繰り返し」と「型の習得」を経て、ようやく入り口に立てると言えるでしょう。
実際にカウンセリングが始まってからは、「セッションはいつでも中止できる」という安心感が重要です。相性やカウンセラーの力量に違和感を覚えることもあるでしょう。「考えを押し付けられている」「会うことでかえって傷が深まっている」といった感覚が拭えない場合は、その思いを直接カウンセラーに伝えてみてください。その問いかけに対して誠実に対話し、納得感のある対応をしてくれる専門家かどうかを確かめることも、大切な選択肢のひとつです。